以前にも書きましたが、弊社には新卒入社組を中心に取り組んでいる社内研修があります。
それが「リーダーシップ研修」なるもの。
弊社のリーダーシップの定義は
「役職に関わらず問題解決する」です。
それらをワークを通じて習得していく研修です。
先日から、これまでの新卒入社組に交え、今年入社の新卒組も参加し始めました。
事前に何度かやりとりを行い、地ならしをして本格スタート。
中身はこのような内容です。
- 自身の強みを発見するワーク
- 行動指針を理解するワーク
- 日々の業務を元にした問題解決ワーク
1のワークの目的は「自身の強みを知りその後の抜擢に活かす」というものです。
チーム内で彼、彼女が何に長けているか、もしくは何を伸ばしたいかを一緒に探っていく。
それらを先輩社員がメンターになり、新卒を指導していきます。
先輩によっては自信が無いと言うものもいますが、それも狙いの一つ。
伝えることで「分かっていることと、そうでないこと」が明確になっていきます。そもそも全員20代ですから何から何まで出来るはずもなく、ワークを通じてお互いを知ることも大事な発見です。
そして新卒組も「強みなんて。。」「えー、」と考えている者もいたり。
どういうわけか彼らは大上段に構え過ぎなきらいがあります。
自分たちに可能性を感じることと、今あることとは別物であるはずなのに何故か今ないことを不安がる。
そもそも、わかっているのならこんなワーク必要ないって話ですw
ですから「今から考えることに損は無い」ぐらいのスタンス。そんな感じで良いのです。
早晩向き合う必要があるものですから。せっかくなら皆でやったら良いと思いませんか?
楽できます。僕はそう思います。
1人5分の持ち時間で今回は2名の発表が行われました。
トップバッターは
エンジニアの川又。今年入社の新卒組です。
予想に反して、堂々としたプレゼンは聞いていて安心感を得ました。
理路整然としてるだけではなく、思いも希望も感じられる内容に驚きも!
彼は就活時の面接ではしどろもどろだったこともあり、それを踏まえるとなおさら感動を覚えました。
秋コメ:いいね。やるじゃない!ただ、弱みにフォーカスするより強みを伸ばそう。
2番手は
子会社JFCの新井。
アダ名はちるちる。
彼女が入社する際にもちょっとしたエピソードがありました。川又とは対照的に当時と全く変わらない姿勢。
芯の強さを感じます。ある意味安定。納得のプレゼンでした。
秋コメ:好き嫌いは力を発揮する一方で、視界と経験を狭めるよ。
それぞれ発表を終え、その後に質問や感想タイムへ。各人が感じたことを、次々に質問。
ただの感想だったり、的を射た指摘だったり。
それら意見も参考にしつつ、改めてどこに向かうべきかを整理していきます。
ちなみに今回まとめで伝えたことは「connecting the dots」について。
現状結びつきが無いと思えることも短絡的な判断はせず、まず取り組むということ。
「君はどうしたい」を信条にしている弊社ではその思いは尊重していきますが、ともすると、やりたいことだけをやる事態になりかねません。ですので、今のことに夢中に取り組むことが「connecting the dots」するという成功体験は得てもらいたいので、そんな話をしました。
「人は石垣、人は城」。
我々のような少数のベンチャーであるなら、一人ひとりの力がダイレクトに組織力になる。
教育の手間ひまかけてでも、やり切る。
そう思っています。
最後に
1人に課すのではなく、皆で考える機会を持って一緒に理解していく。
この活動を通じて彼らの成長に期待したいと思います。