毎週木曜の朝に新卒入社2〜3年目の社員を集めて、じぎょいくと言う勉強会をやっています。
今朝がその日でした。
ちなみに、じぎょいくとは、事業創造をする上で必要となる
・問題発見力
・問題解決
・リーダーシップ
を養う場です。
基本的な進め方は、あるテーマで問題提起を行いそれらについて対話を通じながら深堀して行きます。
そして、これらを伝えて行く上で、社員に関わらず、外部の方々からも参考になるという声を頂く事も多く、何らかの役に立てばと思い初期段階で行うシンプルメソッドをご紹介致します。
今回はその一部、問題発見、問題解決メソッドです。
まずは。
有名なドラッカーとセオドア・レピッドの言葉です。
我々の行為はまさにこれらに集約されています。
そして、それをベーシック流にまとめ直したのが
すごく単純。
顧客創造と言うとちょっと堅いので、もう一つ落とし込み、
顧客創造=(イコール)誰かの問題解決をする事。
としています。
では、問題解決はどのように行うのでしょうか?
弊社のメソッドはこちらです。
この「誰」の「なに」を「どのように」のメソッドはすごくシンプルですが、常に意識することで、問題解決がスムーズに進みます。
対象者を決める事は世にあるメソッドとして基本中の基本ですが、日常使いに置いては使いづらいモノが多いと思います。(理屈は正しくても)
で、行き着いたのはシンプルなこのメソッドでした。
・問題を抱えている人は誰なのか?
・その問題はなにか?
・そしてどのような手段で解決するのか。
ひとつ事例をご紹介すると。
phocase事業の場合
Androidを中心におしゃれなデザインスマホケースが購入出来ます。
これをメソッドに落とし込むと
誰の:Androidスマホユーザー
なにを:デザインケースを欲しているが市場にほとんど存在していない。
どのように:オンデマンドプリントを使った幅広いデザインラインナップ
となります。
※実際には市場や、競合、存在しない背景、細かなユーザー定義等、多くの検討余地はあるのですが、メソッドの説明の為にシンプルにしています。
※また、これらは2012年当時の背景です。
どうでしょうか、これだけでも随分と明確になりませんか?
このような形で、メソッドにはめ込んで行きます。
まずは誰か?その先を考える上でとても重要です。
ただ、メソッドも問題が発見され、提起されなければ役に立ちませんよね。
もっと言うと問題ってなんでしょうか。
ちょっと問答ちっくですが、まずは
つまり
対比させる事。
これはどういう事かと言えば、問題とはそのままでは問題になり得ないので、何とくらべて問題なのかという事です。
ですので、かならず対立させる何かが必要になるわけです。
例えば、こんな経験ありませんか?
・自分に取ってさしたる事では無い事にとてもこだわっている人。
・周囲からしたらそんな事と思う事に、自分がこだわっている時。
それは、その人に取って大事なことが為されていない状態と言う事だと思います。
その何かがどんな状態かによって、問題が問題として生まれてきます。
例では個人的な視点でしたが、実際には事業になるので、内容は変わってきます。
そしてそれらを対比させるのに6つの視点を定義しています。
よく、多面的に物事を見よと言われますが、それはこういった事と解釈しています。
この図を見て頂くと分かると思いますが、上から下に行く程に、子供視点から大人視点に変わって行きます。つまり、それは後天的に身に付く視点です。
経験則上これらに優劣はありません。問題提起する際にどの視点に立脚するのかそれだけです。
これらに加えて自分の立場、相手の立場を加えて考える事で、問題が明確になるはずです。
いかがでしたでしょうか?
今回は問題発見、問題解決メソッドについてご紹介しました。
これらは、創業以来行って来たちょっとした取り組みです。
よろしければ、事業企画を考える際にお役立てください。
普遍的なもので対比させていくことで世の中には様々な問題が潜んでいる事に気付くはずです。
まとめ
・問題は対比させることで顕在化する。
・普遍的な視点で発見する。
・誰の問題かをはっきりさせる。
・問題解決は「誰」の「なに」を「どのように」を当てはめる。